業務量は多いし、先輩は厳しくて怖いし…仕事の日はストレスが溜まるなぁ。
仕事の合間にリラックスするにはどうしたらいいですか?
そんな疑問に答えます。
- 仕事中のリラックスするコツ
- 仕事の合間にできるリラックス方法
- 仕事でリラックスする際の注意点
この記事を書いている私は、30代の主婦ブロガー。心身の健康増進に役立つ情報を3年以上にわたって紹介してきました。
職場は、業務が多忙な中人間関係で気を遣うため、緊張が続きストレスもたまりやすい場所。
「仕事をする上で、ある程度の緊張感は必要」とよく言われていますが、緊張・ストレスが過剰になると逆にパフォーマンス低下の原因に…。効率よく健康的に働き続けるためには、仕事中のほどよいリラックスが必要です。
緊張感とリラックスの適度なバランスが大切!
しかし、「職場でリラックスをと言われても、何をしたらいいのか分からない!」という方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、仕事の合間に実践できるリラックス方法を7つ紹介します。
「ストレスに押し潰されず、力を抜いて効率よく仕事したい!」という方は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね!
仕事中のリラックスは副交感神経の活発化がカギ!
仕事でリラックスするには、自律神経の1つ「副交感神経」の働きを活発にする必要があります。
自律神経は自らの意思とは無関係に、内臓の機能や体温・代謝を整える神経のこと。正反対の性質を持つ、以下2種類の神経から成り立っています。
- 交感神経:緊張やストレスを感じるときに優位になる自律神経
- 副交感神経:夜間やリラックスときに優位になる自律神経
一般的に、仕事中は自宅にいるときと比べて緊張したりストレスを感じたりする頻度が多いため、交感神経が優位になりがちです。
緊張感や責任を持って仕事をするためにも、交感神経はある程度働かせる必要がありますが、働きが過剰になると逆にパフォーマンスが低下します。
カチンコチンに緊張して心の余裕がなくなると、うっかりミスも増えますよね…
いいパフォーマンスを保ちながら仕事をするためには、副交感神経もバランスよく働かせてリラックスすることが大事なのです。
仕事の合間にできるリラックス方法7選
それでは、仕事の合間にできるリラックス方法を7つ紹介していきます!
リラックス方法①:腹式呼吸をする
腹式呼吸は、仕事中簡単に取り組みやすいリラックス方法です。
職場で不安や緊張が続くと、息が浅くて速い胸式呼吸になりがち。交感神経も優位になるため、気持ちが落ち着かなくなる原因にもなります。
深くゆったり腹式呼吸をすると、次第に交感神経の働きが抑えられ、副交感神経が優位になります。少しずつ呼吸がしやすくなり、気分も落ち着くでしょう。
ここで、正しい腹式呼吸の方法を載せておきますね!
【基本姿勢】
- 座って行うと姿勢が安定する(立ったままでもよい)
- 肩の力を抜く
- 肩を動かさないようにして、おなかに手を当てて行う
【吐く】
- 吸った時間の約2倍の時間(目安:6秒間)をかけて、口から息を吐ききる
- おなかがへこみ、横隔膜が上がるのを感じる
【吸う】
- 1秒間(目安)息を止めたあと、鼻から息を吸い込む(目安:3秒間)
- おなかが膨らみ、横隔膜が下がるのを感じる
引用:NHK健康チャンネル リラックスできる呼吸法「1分でできる腹式呼吸」ストレス解消の新習慣!
最初は必ず息を吐き切りましょう!
吐き切った分大きく息を吸いやすくなります。
リラックス方法②:ストレッチをする
ストレッチも、仕事中手軽にできるリラックス方法の1つです。
デスクワークの合間に背伸びをしたり、首の左右の筋肉を伸ばしたりするだけでも、肩や首の回りの血行が改善します。筋肉のコリがほぐれて動かすのが楽になり、気分もスッキリするでしょう。
また、昼休みにじっくりストレッチに取り組みたい方は、最近人気のオンラインフィットネス(ヨガ)を利用するのもおすすめ。インストラクターから効果的なストレッチ方法を学べるので、身体の変化をハッキリ実感しやすくなります。
5分程度~30分で取り組めるレッスンも豊富です。
1レッスン実践するだけでも気持ちいい!
リラックス方法③:ツボを押す
ツボを押すのも、仕事の合間で手軽に実践できるリラックス方法です。
ここで、仕事中でも押しやすいリラックスのツボを3つ紹介します。
- 内関(ないかん)
- 合谷(ごうこく)
- 神門(しんもん)
3ヶ所とも、押すと気持ちいいですよ!
リラックスのツボ①:内関(ないかん)
「内関」は、手首のしわから指3本分のところにあるツボ。プレゼン前など緊張しているときのリラックス効果を期待できます。
反対の手の親指を使って、気持ちいい強さでゆっくり押しましょう。
リラックスのツボ②:合谷(ごうこく)
手の親指と人差し指の骨が交差するところにある「合谷」もリラックスに効果的。頭痛や肩こり、便秘などにも効果がある万能ツボともいわれています。
手の甲を上にして、反対の手の親指でゆっくり3秒ほど押して離すのを繰り返すか、気持ちよく感じる強さで円を描くようにグリグリと押しましょう。
リラックスのツボ③:神門(しんもん)
「神門」は手首のしわの小指側近くにある、ややくぼんだところのツボ。緊張をほぐし、不安感やイライラを和らげるとされています。
反対の手の親指をあて、残りの指で手首をつかむように持ちながら、気持ちよく感じる強さで約5秒間押して離すのを5回ずつ繰り返しましょう。
リラックス方法④:ときどきデスクを離れて身体を動かす
仕事中はずっと座りっぱなしではなく、ときどきデスクを離れて身体を動かすようにしましょう。
特に忙しいときや時間に追われているときは、座ったまま休憩を挟まずに作業を続けがちです。そうなると、疲れやストレスが蓄積し交感神経が優位になるため、仕事の効率も下がってしまいます。
忙しいときでも、時間を決めてトイレに行くようにするなど、意識的にデスクを離れる機会を作ってみましょう。また、立ち上がってストレッチしたり飲み物を買いに行ったりするのも、リラックス効果を期待できます。
気持ちの切り替えにもなりますよ!
リラックス方法⑤:仮眠をとる
仮眠も仕事場でのリラックスに効果的です。
12~15時くらいの間にデスクに突っ伏して15〜30分仮眠をとると、フル活動していた脳をクールダウンさせ、心身をリラックスできます。また、仕事中・昼食後の眠気も解消できる上、認知能力や注意力アップの効果も。
昼休みずっとスマホを見ているという方も、仮眠がおすすめです。頭がスッキリして、午後の仕事がはかどるのを実感するでしょう。
ただし、30分以上眠ると睡眠が深くなりすぎるので、スッキリ目覚めず眠気や疲労感が残ります。横にならず、眠るのは30分以内にとどめましょう。
リラックス方法⑥:ガムを噛む
ガムを噛むのも、仕事中手軽にできるリラックス法の1つです。
リズミカルな咀嚼は、幸せホルモン「セロトニン」の分泌を促すため、ストレスを軽減するといわれています。また、顎回りや脳の血流も促進されると副交感神経も優位になるため、心身がリラックスした状態になるのです。
脳の血流の改善は、仕事の効率アップにも効果的!
気持ちを落ち着けると同時に脳を活性化できます。
リラックス方法⑦:観葉植物を置いて眺める
観葉植物を自分のデスクや共用スペースなどに置いて眺めるも、仕事中のリラックスに効果的です。
葉っぱの緑色や香りに含まれる成分「フィトンチッド」が、自律神経を整えるといわれています。また、
- 目の疲れの改善
- 空気の清浄化
の効果も認められています。
なお、観葉植物は育てやすく、水をたくさんあげなくてもいいものを選ぶのがおすすめ。デスク・フロアでそれぞれおすすめの植物を挙げると、以下の通りです。
【デスク】
- ポトス
- パキラ
- ガジュマル
- エアプランツ
- ハオルチア
【フロア】
- ゴムノキ
- オリーブの木
- サンスベリア
- モンステラ
- シマトネリコ(デスクもOK)
緑を見ると、心癒されますよね…
仕事中にリラックスする際の注意点
仕事中にリラックスするにあたっては、以下の3点に注意しましょう。
注意点①:自宅でもリラックスする時間を持つ
仕事でいいパフォーマンスを維持するためにも、職場だけでなく自宅でもリラックスする時間を持ちましょう。
今回紹介したリラックス方法も大切ですが、それだけでは不十分。職場よりもくつろげる自宅でこそ、副交感神経を優位にして十分に心身を休める必要があるのです。
自宅で十分にリラックスできていれば、心身に余裕を持って仕事に取り組みやすくなります!
ただし、休日に自宅でただごろごろするだけでは、副交感神経を優位にできず上手くリラックスできません。正しいやり方でリラックスするようにしましょう。
自宅でのリラックス方法は以下の記事で紹介しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
注意点②:スマホの見すぎはNG
仕事の合間の息抜きに、スマホを見すぎるのはNGです。
特に昼休みになると、昼食をとりながらスマホでニュースやSNSのチェックに夢中になりがち。しかし、スマホを見すぎると大量の情報が脳に入り続けるため、「脳過労」の状態になり、もの忘れや無気力を引き起こす原因になるといわれています。
仕事の効率低下にもつながる可能性も…
スマホを手放せない方は、5分でいいのでそれを見ずにぼんやりする時間を作りましょう。ぼんやりすることで、情報を整理する脳の回路「デフォルト・モード・ネットワーク(DMN)」が活性化すると考えられています。
注意点③:職場のルール・マナーを守った上でリラックスする
当然ですが、本記事で紹介したリラックス方法は、職場のルールやマナーに気を付けた上で実践しましょう。
例えば、観葉植物は仕事によっては置けないことも。ガム禁止の職場もあります。
また、ガムがOKな職場だとしても、お客様や上司の前で堂々と噛むのはもちろんNGです。
リラックスは大事ですが、周囲への配慮は必須。職場のルール・マナーを守り、お客様や一緒に働く仲間に不快感を与えないようにしましょう。
自分のリラックスを優先しすぎて周囲との関係が気まずくなると、職場はかえってストレスフルになります…
まとめ:健康的に効率よく仕事をするためにもリラックスは大事!
本記事では、仕事の合間にできるリラックス方法を7つ紹介しました!
- 腹式呼吸をする
- ストレッチをする
- ツボを押す
- ときどきデスクを離れて身体を動かす
- 仮眠をとる
- ガムを噛む
- 観葉植物を置いて眺める
人は、強い緊張・ストレスが続く中で長時間働くと「過緊張」の状態になるため、仕事のパフォーマンスが低下し体調を崩すリスクがあります。
健康的に効率よく仕事をするためには、過剰な緊張を和らげ、心身リラックスすることが大事。今回紹介したリラックス方法は、どれも簡単にできるものばかりなので、職場のルールやマナーを守りながらぜひ実践してくださいね!